2006.8.22更新 

 

LETTER from OHATA  

   

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No.327  61年目、8月15日の「市民平和行進」  (2006年8月21日)

 

 

第40回日立市民平和集会と平和行進

  8月15日、恒例の「日立市民平和集会と行進」の行事が行われ、午前11時近くに日立市役所前に集まりました。その時、故萬田五郎市長の杖を持ち参加された鈴木茂男さんから、「昭和44年8月20日、週刊ひたち」と言う一枚の雑誌のコピーを頂きました。


第一回平和行進は「昭和44年8月15日」

    その誌面には「第一回平和市民の集い」と題する次のような文章がありました。


    「終戦記念日、8月15日がやってきた。戦後はじめて日立市で「平和市民の集い」がこの日行われた。発起人はほとんど名もなき一市民で富永広一氏が最初、ゲバ学生を善導しようと想いたち、火の玉のような情熱で「平和」を祈念したことに端を発し、キリスト教の藤崎信牧師、和田さんと言う女牧師、三代辰雄市議は立正佼成会関係の宗教人として、再び戦争を起こすまじの口火をきったもの。真夏の太陽が容赦なく照りつける第一会場、助川小学校の校庭に一人二人と集まってきた。やがて、広い海から吹いてくる平和の風にまゆ上げて――――の日立市民の歌声が流れる。「原爆許すまじ」の歌も・・・・・・・萬田五郎市長が一市民として姿を見せた。そして老人クラブ会長の柴田一郎さんも。集まった数こそ三十人余だがみなこれからの平和行進に目を輝かせている。「平和市民の集い」を旗印に掲げ、十名のボーイスカウトがプラカードを持つ、富永さんの運転する宣伝車のエンジンがかかる。三代辰雄、鈴木茂男さんを先頭に午前9時52分――、・・・・・」


萬田五郎市長「市民一人ひとりの平和への努力が大切だ」

    「沿道の人の振り返る中を一糸乱れぬ行進が続く。第二会場の駐車場広場。・・流れる汗を拭きながら萬田五郎市長さんが「八月十五日がどうゆう日か忘れ去られてゆく、戦争の悲惨な有様を一番よく知っているのは日本国民ではないか。私の友人は戦時中戦争に反対したがまったく勇気ある行為であった・・・今日の集まりはごく小数だが、少なくともよいではないか。市民一人ひとりの平和への努力がなりよりも大切、こんな尊いことはあるまい」と語りかける市長。・・さまざまな思いを胸に参加者は散っていったが、三十人余の心に「平和」を願う灯がどのようなひろがりを見せるか、それは何人も予測できない。がしかし少数だが市民の心の胸奥く深くに点火されたことはたしかなことである。」と結ばれていた。それから歳月が流れたが平和を願う先人の心の灯火は今年も継続されました。


各地で恒例の盆踊りに参加

  各地で恒例の盆踊りが展開されています。まさに老若男女が連れだって踊る姿に先人の知恵を感じます。小さな子どもさんもおばあちゃんの踊りを見ながら一生懸命踊っていました。これが自然な姿です。接待所では、いろいろな人がわいわいとお酒を酌み交わしていました。これが自然なコミュニケーションの姿です。このような交流があれば近所で口論になり、感情のもつれから不幸な事件に至ることなどなくなるであろうと感じました。今年も、盆踊りの輪に入り、いろいろな方のお話を伺う事ができました。


第一回日立地区送り盆灯籠流し

  8月16日夕刻、久慈川河川敷で、「送り盆灯籠流し」が行われました。ここ数十年途絶えていた伝統行事でしたが、今回、有志の方々による「実行委員会」が結成され、大変なご努力の末、復活しました。関係者の皆さんのご努力に心から感謝申し上げます。当日は、数千人の市民が河川敷に集まり、千福寺の小川住職の説法、その後、亡くなられた方々のご冥福と祖先に対する感謝の気持ちをこめて焼香しました。そして、見事な打ち上げ花火と伝統の灯篭流しが行われました。実行委員会の皆さんありがとうございました。


小泉総理が靖国参拝を強行

    8月15日、午前7時30分、小泉総理は靖国神社を訪れ、参拝し、5年前の総裁選挙時の公約「8月15日の靖国参拝」を強行しました。以前、自民党国会議員から「小泉さんは、総裁選挙までは靖国にまったく関心を示さず、一度も参拝したこと無いんじゃないかな。総裁選挙の時、遺族会に働きかけて、総理になったら8月15日に参拝することを約束して選挙での支援を頼んだと聞いている。総裁選挙の戦術的な背景から靖国参拝を決断したものと言える。決して純粋な気持ちからとは思えない」との話を思い出しました。


小泉総理の3つの弁明に対する疑問

  小泉総理は、靖国参拝後、10時45分から記者会見を行い 「@中国、韓国が参拝をやめろと言っているからやめるべきだ AA級戦犯が合祀されているからやめるべきだ B憲法違反だからやめるべきだ、と指摘されるが、@二度と戦争をしないと不戦の誓いをするための参拝でありアメリカからやめろと言われてもやる、AA級戦犯の人のみでなくその他の多くの戦死者も祭られているので参拝している、B思想信条の自由という日本国憲法に則り参拝している・・などと今回の靖国参拝についてコメントした。

  今回の小泉総理の靖国参拝について、作家の城山三郎氏は「特攻を命じたのは誰か、戦争責任者が靖国に祭られてもいいのかということを政治家は考え、日本は平和国家なんだと言う姿勢を打ち出さなければならない」「小泉さんも靖国にこだわるより世界平和のためにもっと前向きに体を張るべきことがあった。イラク戦争の前に、アメリカとイラク両国に行って戦争をやめさせるとか」(読売新聞8/11)と指摘している。世界に対する影響に目を瞑り、他人の声にも耳を貸さず、ひたすら自分の思い込みのみで行動する姿に危うさを感じるのは私だけではないようです。 もっと政治家は、第二次世界大戦の全体的歴史的事実をしっかりと直視し、広く国益を考えた賢明な行動をとるべきであると考えます。

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