2007.11.10更新 

 

LETTER from OHATA  

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No.390  突然の党首会談と小沢党首の辞任表明  (2007年11月5日)

 

 

「民主・自民の大連立」?

    30日(火)の3時から小沢党首と福田総理の党首会談が実施されました。この事について、マスコミは早速、「密室政治の復活?」「解散総選挙の時期?」「話し合い解散?」「自民党と民主党の大連立か」などと書き立てました。

  翌日の31日(水)午後3時から開催された「次の内閣」会議に出席した小沢代表は、冒頭の挨拶で次のようなご挨拶をされました。


突然行なわれた第一回目の党首会談の中身とは

   「昨日の福田総理との党首会談についてマスコミがいろいろ書いているが、事実関係をご報告申し上げます。まず、月曜日の夕方、民主党の国対から、福田総理が党首会談を求めているという話でした。これは、一国の総理が、党首会談を求めてきたわけですから、申し出を断る理由はありません。

    そこで、昨日の3時からお会いしました。当初は、幹事長と国対委員長に同席して頂きましたが、後は、福田総理と二人で会いました。これまでも党首会談は数多くやりましたが、すべて、二人きりで会談しました。しかし、これまでは密室政治と言われた事はありません。

    最初は、福田さんから、初当選した時、私は自民党幹事長をしており、みんなで、二人づつ、記念写真を撮った話とか、福田総理のお父様の話とか、昔話をだいぶ行ないました。後半は、テロ特措法を何とか継続させてほしいとの話をされたので、現在の自衛隊の活動は憲法に抵触するので、賛成できないという原則論をお伝えしました。

    いろいろ話しているうちに時間が経過し、もう一度、お話をしたいというから、どうぞということで、今週末にお会いすることにしたまでであり、解散の話とか大連立の話というものをした事はまったくありません。重要な話があれば皆さんにご報告いたしますから」という内容でした。

    これに対して、「何故、本日予定されていた党首討論をやめてしまったのか」という質問などが出されましたが、私も「今回の党首会談の内容については理解したが、二回目の党首会談の後でも、改めて党首討論を行い、日本国民に対して、日本国としての国際貢献のあり方について、国民に対して率直かつ明確な説明を行なうべきではないか」と発言しました。鳩山幹事長からは、「来週は党首討論を実施し、国民に対して明確な説明を発信する予定です」という答弁がありました。


第二回目の「党首会談」後、緊急役員会で「大連立」否決

   30日(火)一回目の会談の後、福田総理と小沢党首は、それぞれ個別に記者会見を行い、安全保障政策や新しい協力体制についてお互い率直な話し合いを行ったことなどが報告されました。二回目の会談は11月2日(金)の午後3時から行なわれましたが、途中一旦中断して午後6時半から再開されました。

  今回の会談後、緊急役員会が開催され、小沢党首は、その内容について報告をし、「自衛隊の海外派遣の枠組みを定める恒久法」について話し合った結果、「福田総理から、恒久法が成立するのであれば、テロ特措法の成立にはこだわらないとの申し出もあり、両党間で政策協議を行ないたい」との提案がなされましたが、「自民党と民主党の大連立は国民の期待に反する」との意見が役員会の大勢を占め、結局、小沢党首から「大連立に同意しない」と福田総理に回答し、今回の一連の会談は終了したと聞き、私もほっと致しました。


突然の小沢代表の辞任表明

  11月4日(日)、午前中の北茨城市内大津港で「雨情の里・港祭り」に出席した後、車で移動中の午後4時半過ぎ、ラジオで小沢代表の辞任記者会見を聞きました。記者会見で明らかにした代表辞任理由の概要は、下記の通りでした。

  「福田総理の求めによる2度の党首会談で、総理から要請のあった連立政権の樹立をめぐり、政治的混乱が生じたことを受けて、民主党内外に対するけじめとして、民主党代表の職を辞することを決意し、本日、鳩山由紀夫幹事長に辞職願を提出し、執行部をはじめとして、同僚議員の皆さんに、私の進退を委ねました。


@福田総理から衆参ねじれ国会で重要法案を実現するために連立政権と安全保障政策上極めて重要な政策転換の提案があったので政策協議を開始するに値すると判断した。

A政策協議を行なうことにより先の参議院選挙で国民に約束した政策を実行可能になる。

Bもちろん次の衆議院選挙で勝利し、政権交代を実現して「国民の生活が第一」の政治を実行することが最終目標であり、私も代表として全力を挙げてきた。今回の福田総理からの申し出を受けて、政権運営の実績を示すことが民主党政権の実現に近道であると判断した。政権への参加は、私の悲願である政権交代可能な二大政党制の定着と矛盾するどころか、民主党政権実現を早めることでその定着を確実にすることが出来ると考えた。

C以上の考えに基づき、2日の夜の役員会において、福田総理の方針を説明し、政策協議を始めるべきだと提案したが、残念ながら認められませんでした。これは、民主党役員からの不信任を受けたに等しいと考えます。よって、誠実に対応してくださった福田総理に対し、けじめをつける必要がある判断しました。」


小沢代表は、辞任を撤回し、「政権交代」実現に全力を!

  昨年の4月、メール問題で前原前代表が辞任し、民主党が瀕死の危機に陥った時、代表に就任し、党を一つにまとめ、その危機を乗り越え、今年の夏の参議院選挙で大勝利に導いてくれたのが小沢代表でありました。従って、ここは、「大連立に組みしない。国民のための政策実現に限り、自民党とも政策協議を行なう」という事で、是非とも、代表の座に留まり、悲願である政権交代の実現に邁進して頂きたいと切に希望いたします。 

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